2008/02/ 1 : Diary

深夜のファミレスで小説を読んでいた。

あまり小説は好んで読まないけれど
蛍の光が鳴る閉店間近の本屋に駆け込んで、店員に探してもらうほどに手にしたかった本は、
久々に面白いと感じた映画の原作を読んでみたかったからだった。

家で一気に読もうと思っても、残りのページ数が気になっていつも途中で止まってしまうから、
誘惑のない環境で読み切ろうと、普段はあまり行く事のない深夜のファミレスを選んだ。
自分にとっては、2センチほどある厚さの本を読み切るには何かしらの努力を必要とする。

平日の深夜にも関わらず、主婦や若者のグループがたむろしていた。
ドリンクバーだけを注文してページを捲り始める。
コーラ・カルピス・コーヒーと数種類のお茶を飲んだ。
363ページ読み終えた頃には朝になっていた。

驚いたのは、深夜から居たグループが残っていたことだ。
どうでもよさそうな世間話は聞こえていたものの、何時間居るんだよ。
皆どんな生活してるんだ?
都内なら始発待ちだとか何らかの想像は出来るものの、
さいたまの国道沿いのファミレスで朝まで。
まぁ俺も同じこと思われているのだろうけど。

映画と原作には、細かいところで多くの違いはあるけれど満足いくものだった。
でも、映画の方が好きだ。内容がということではなくて、余韻に浸れるから。

ドリンクバーの美味しかったお茶のパックを数個頂いて、
一冊読み切ったという満足感と共に店を出る。
外は夜より澄んだ冷たい空気で、バイクのシートに霜が降りていた。
家から近いからと、薄着してきたことを少し後悔した。