北京五輪のスローガンは「One World, One Dream(ひとつの世界、ひとつの夢)」
あと約3ヶ月と迫った北京五輪を取り巻く様々な騒動や問題は、スローガンとは程遠い現状だ。
「ジェノサイド(大量虐殺)オリンピック」と呼ばれ「ボイコット」の声が、世界中で高まりつつある。
中国という国の抱える歴史と現在。そして、国民のマナー問題。
今回大きな騒動の引き金になったチベット騒乱と、それに続き聖火リレーの騒動。
特に選手にとっては大きく影響するだろう環境問題。大気汚染と食に関する問題。
個人的に心が痛かったのは、中国政府による五輪開催のため街を綺麗にするとの名目で
野良犬と野良猫の大量虐殺している「クリーンナップ作戦」。
あまりにも惨い映像は言葉を失う。
世界中が中国のチベット弾圧に抗議してる時に、「チベット問題は中国の国内の問題です」
「オリンピックとは切り離して考えるべきです」と言う日本政府。
26日、長野に巡回してくる聖火。同じことを言い続けられるのか・・・?
平和の祭典。スポーツの祭典。
しかし、スポーツどこじゃないというのが現状か・・・。
世界記録保持者や世界のトップ選手の欠場も悲しいことだ。
五輪という最高の舞台で現在の世界のトップ選手のパフォーマンスが見れない
ということが残念でならない。
現在、競泳の五輪選考会が行われている。
自分が大学2年の時に出場したのはアトランタ五輪の選考会。
日本選手権とは雰囲気が違かったのを憶えている。
国内選考会と五輪。選手にとって五輪イヤーは競技人生を掛けているといってもよい。
五輪への切符、五輪での結果は選手の人生を大きく左右する大きな大会なのだ。
出場切符を手にし出場する選手のことを考えると、ベストパフォーマンスを
求めるのはなかなか難しい現状なのでは。
様々な問題を継続しながらも、開催されるだろう北京五輪。
閉会の後に、北京五輪は何を残すのだろうか。今後の五輪は・・・。
スポーツの素晴らしさと、選手達の全力で競技する姿が、
少しでも良い方向へと導いてくれることを願わずにはいられない。
あるスポーツライターの言葉。
「スポーツはわたしにとってきわめて大切なものだが、しかし、所詮はスポーツである。
平和を象徴するはずの祭典が、カーテンの裏で行われている人権弾圧を
覆い隠すためのものだとしたら、到底賛同することはできない。
つい最近までわたしも北京へいくのを楽しみにしていた。 でも、やめようと思う。
スポーツは、人命や人権ほどには重要ではない。わたしは、北京五輪をボイコットする」